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先輩甲州びとに聞いてみました。

若尾幸一さん 由紀子さん

 

太神楽師 夫婦太神楽「かがみもち」 鏡味仙三・仙花さん

甲州市塩山在住

移住前地域 東京都

 

甲州市の暮らしには何があるの

江戸時代から続く伝統芸能「太神楽」を夫婦で興行する、鏡味仙三(若尾幸一)さん、仙花(由紀子)さん。「内面的な自身の性格を変えたい。」と太神楽師を志した仙三さん。研修に励む仙三さんを新聞記事で知り、影響を受けた仙花さんも太神楽師を目指したそうです。兄妹弟子となったお二人はその後結婚し、2010年に夫婦神楽かがみもちを結成しました。

「僕の出身が山梨県であり、将来は両親の年齢などを配慮して山梨に住もうと考えていました。」と仙三さん。以前は東京に住んでいたご家族ですが、息子さんの育つ環境にも重点を置いて、移住を早めたそうです。「自分が子供のころ自然の中で遊んだように、子供にも過ごしてほしい。」と、お父さんの表情の仙三さん。また甲州市は、お二人が今まで活動の拠点としていた東京から近く、交通の便が良いことが移住の決め手のひとつになったそうです。「東京にいた頃と比べ、心にゆとりがもてるようになった。果物や野菜をはじめとするご当地品の交換など、近所づきあいの良さを実感!食べ物が新鮮でおいしい。」とおっしゃっていました。

仙三さんは、道祖神祭りなど県内の伝統文化への関心も高く、「政治、経済、文化が東京に一極集中しすぎている。県内の文化を県外へと発信する強いパイプをつくりたい。」と熱い思いも語ってくれました。また、「移住することはそれなりに覚悟がいります。知らない土地での生活は分からないことばかり。今後、移住者同士で助け合っていきたいです。」とあたたかい人柄が伝わってくるお言葉をいただきました。

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